何を改善したいかを具体的にする
歯の重なりを整えたい、清掃しやすくしたい、失った歯の治療に合わせて噛み合わせを見直したいなど、相談の目的はさまざまです。成人では子どものように顎の成長を利用できないため、歯の移動で対応できることと難しいことを分けて考えます。これまでの歯科治療や歯を失った経緯も、治療計画の判断材料になります。
歯周病を管理してから歯を動かす
歯を支える骨や歯ぐきの状態は、矯正の進め方に大きく関わります。歯周病がある場合は先に治療して炎症を抑え、清掃を続けられる状態に整えることが基本です。支える組織が少ない歯では、動かせる範囲や力のかけ方に配慮が必要です。歯ぐきの退縮や歯と歯の間の隙間が目立つ可能性も含めて説明を受け、治療中も歯周病の管理を続けます。
持病・薬・過去の治療を伝える
糖尿病などの持病や、骨に作用する薬を含む現在・過去の服薬について、診察時に伝えてください。必要に応じて主治医と情報を共有しますが、薬を自己判断で中止することは避けましょう。被せ物やブリッジ、インプラントがある場合は、天然歯を動かせる範囲と治療後の修復が必要な箇所を確認します。骨と結合したインプラントは天然歯のようには動きません。
通院・清掃・治療後の管理まで計画する
仕事、介護、ほかの通院などの予定を踏まえて、通院間隔や装置の管理方法を検討します。取り外し式が適しているかは、装着時間に加えて、手指の動かしやすさや清掃のしやすさも関係します。矯正後の被せ物の作り直しや保定装置まで含めて期間・費用を確認しましょう。治療範囲を限る場合も、残る噛み合わせの問題や限界を理解することが大切です。
静岡歯科での受診・通院について
静岡市で歯並びの相談をする際は、見た目の希望とともに、仕事や学校の予定、転居の可能性もお伝えください。静岡歯科ではマウスピース矯正について相談を受け付けています。適しているかどうかは診察・検査を通じて判断します。
新静岡駅や静岡駅を使う普段の移動に通院を組み込みたい方も、必要な受診間隔を確認したうえで予定を立てましょう。装置の使い方や費用、治療中に困ったときの連絡方法まで確かめてから治療を始めます。
矯正の相談では、気になる歯並びと噛み合わせ、過去の矯正治療についてお知らせください。装置の適応、費用、期間、定期的な通院と保定について、検査結果を踏まえてご説明します。
よくあるご質問
60代からでも矯正の相談はできますか?
相談できます。治療が可能かどうかは、歯や歯ぐきの状態、全身の健康、必要な歯の移動量、装置の管理方法などから判断します。年齢だけで可否を決めず、検査をもとに無理のない目標を相談してください。
参考情報

日本歯科グループ代表
早川 好昭