歯の大きさと、並ぶ場所のバランス
歯の本数、大きさ、形と、顎にある空間が合っていると、矯正をしなくても歯が整って並ぶ場合があります。生えてくる位置や向き、上下の顎の成長の関係も、歯並びや噛み合わせに関わります。こうした特徴には遺伝の影響がありますが、親とまったく同じ歯並びになるとは限りません。きょうだいの間でも条件が異なるため、一人ひとりの成長を確認することが大切です。
生え替わりの途中では隙間や傾きが変わる
乳歯から永久歯への生え替わりでは、前歯の隙間や傾きが変化し、途中の見え方がそのまま最終的な歯並びになるわけではありません。ただし、むし歯などで乳歯を早く失った場合や、永久歯が生える道を何かが妨げている場合は確認が必要です。片側だけ長く歯が生えないなど気になる変化があれば、次の定期健診を待たず相談してください。
食事や習慣だけですべては決まらない
長く続く指しゃぶりなどが歯並びに影響する場合はありますが、歯並びの乱れを本人や保護者の努力不足と結び付けることは適切ではありません。硬い物を食べることや、特定の運動だけで矯正が不要になるともいえません。鼻づまりや口を閉じにくい状態がある場合は原因を調べ、必要に応じて歯科以外の診療科にも相談します。歯を押すような自己流の訓練は避けましょう。
整った見た目でもお口の健康は別に確認する
前歯がきれいに並んでいても、奥歯の噛み合わせや歯ぐきの状態は見た目だけでは分かりません。毎日の清掃と定期的な健診を続け、矯正が必要かどうかは噛む機能や将来のリスクも含めて判断します。成人後にも歯の位置は変わることがありますが、急に隙間が広がる、歯がぐらつくといった変化は個人差と考えず、診察を受けてください。
静岡歯科での受診・通院について
静岡市で歯並びの相談をする際は、見た目の希望とともに、仕事や学校の予定、転居の可能性もお伝えください。静岡歯科ではマウスピース矯正について相談を受け付けています。適しているかどうかは診察・検査を通じて判断します。
新静岡駅や静岡駅を使う普段の移動に通院を組み込みたい方も、必要な受診間隔を確認したうえで予定を立てましょう。装置の使い方や費用、治療中に困ったときの連絡方法まで確かめてから治療を始めます。
矯正の相談では、気になる歯並びと噛み合わせ、過去の矯正治療についてお知らせください。装置の適応、費用、期間、定期的な通院と保定について、検査結果を踏まえてご説明します。
よくあるご質問
見た目の歯並びが良い子どもも矯正相談を受けるべきですか?
健診で指摘された点や、生え方・噛み方の心配があれば相談してください。相談は装置をすぐ付けるためだけのものではなく、成長を観察する必要があるかを判断する機会でもあります。検査の結果、治療せずに経過を見る場合もあります。
よく噛んでいれば歯並びの乱れを防げますか?
年齢や発達に合った食事をよく噛むことは大切ですが、それだけで歯の大きさや本数、顎とのバランス、生える方向を調整できるわけではありません。無理に硬い食品を増やさず、生え替わりと噛み合わせを歯科医院で確認しましょう。
参考情報

日本歯科グループ代表
早川 好昭