歯を動かす力を支えるための装置
歯を引っ張ると、支えにしている歯にも反対方向の力がかかります。アンカースクリューを支えに使うと、動かしたくない歯への影響を抑えながら、計画した方向へ力をかけられる場合があります。ただし、すべての矯正に必要な装置ではありません。通常の装置や顎間ゴムなどで対応できるかも含め、目的に応じて選びます。
設置から取り外しまでの流れ
設置する場所は、歯の根の位置、骨や歯ぐきの状態などを検査して決めます。一般に局所麻酔をして設置し、役割を終えた段階で取り外しますが、使う期間や処置の方法には個人差があります。処置後の痛み・腫れへの対応、食事、周囲の清掃方法を事前に確認してください。設置できる部位や安定性にも条件があり、希望すれば必ず使えるわけではありません。
緩みや炎症があるときは触らずに連絡する
スクリューが緩む、周囲に炎症が起きる、歯の根に接触する、折れるといったリスクがあります。状態によっては取り外しや再設置が必要です。ぐらつきや痛みがあるときは、指や舌で動かしたり、自分で締め直したりせず、治療を受けている歯科医院へ連絡してください。いつから、どの場所に症状があるかを伝えると確認に役立ちます。
ほかの方法と費用を比較する
アンカースクリューを使う理由と、使わない場合の治療方法・歯の動かせる範囲・必要な協力事項を確認しましょう。使用すれば必ず抜歯を避けられる、治療が短期間で終わるといったものではありません。設置、再設置、取り外しの費用が基本料金に含まれるのか、予定を変更した場合に追加料金が発生するのかも説明を受けてください。
静岡歯科での受診・通院について
静岡市で歯並びの相談をする際は、見た目の希望とともに、仕事や学校の予定、転居の可能性もお伝えください。静岡歯科ではマウスピース矯正について相談を受け付けています。適しているかどうかは診察・検査を通じて判断します。
新静岡駅や静岡駅を使う普段の移動に通院を組み込みたい方も、必要な受診間隔を確認したうえで予定を立てましょう。装置の使い方や費用、治療中に困ったときの連絡方法まで確かめてから治療を始めます。
矯正の相談では、気になる歯並びと噛み合わせ、過去の矯正治療についてお知らせください。装置の適応、費用、期間、定期的な通院と保定について、検査結果を踏まえてご説明します。
よくあるご質問
アンカースクリューは治療後もずっと残しますか?
通常は矯正で必要な役割を終えた後に取り外します。外す時期は歯の移動や治療計画によって異なるため、担当の歯科医師に確認してください。失った歯を補うインプラントのように、人工の歯を長く支えるための装置ではありません。
参考情報

日本歯科グループ代表
早川 好昭